2015年01月28日
外断熱に直接塗っちゃうのが流行り

今回の同行メンバー、全国の工務店有志
昨日に引き続きBAU2015の見聞録です
環境先進国ドイツ
90%以上の新築建物が外断熱で作られていると言われています
断熱材の厚みは最低でも20センチ以上
そして、最近ではさらに断熱力を高めるために、壁の内側にも断熱材を付加するようになってきました
ちょっと分かりにくいですが、内外合わせて40センチの断熱材が入っています
実は昨年末くらいから、ウィングホームでも同様に内側に断熱材を付加していく方向で検討が進んでいました
まさに、ドイツと同じ考え方ですね
それと、もう一つ新しい流れとしては、断熱材の素材が、EPS(発砲スチロール)からグラスウールに変わってきたということ
石綿状のグラスウールに直接塗り壁を施すための工夫がなされていました
でも、昨日も書いたように、万一雨漏りがしたらグラスウールがビショビショになってしまうので、高温多雨の日本では使えないと思います
ドイツは白蟻リスクがないのと、環境意識から再生資源のグラスウールが好まれるのでしょう
とはいっても、翌日行った住宅展示場では昔ながらのEPSが使われていました
たぶん、断熱材を付加するリフォーム工事だと思われます
EPSの厚みは50ミリくらいかな?
ちなみに、ドイツでゼロエネルギー住宅を建てようとすると、坪100万円くらいかかるそうです
(断熱材、トリプルガラスサッシ、熱交換式換気装置、蓄電池、ソーラーパネルが必須)
一軒家を新築できるのは、親の遺産がある人だけだそうです
だから環境に対して多くのコストを支払えるのでしょうね
長くなりましたが、もう一つ目を引いたのは、
新しい試みとして
バスルームの下地材としてXPS(押出し成型ポリスチレンフォーム)を提案しているブースが多く見受けられたこと

これならモルタルに比べて軽いし、水が浸み込むこともありません
XPSはウィングでも屋根の断熱材に使っているので、なんか使えそうです
ていうか、前から考えていました
ということで、BAU2015では予想を超える新しい建材は見つけられませんでしたが、今のウィングホームの技術や方向性が世界基準であることが確認できて自信になりました
ご縁を大切に、ご縁を楽しむ毎日を
おかげさまです。ありがとう。