2007年11月30日
管理建築士の講習会
今年、建築基準法の大改正があったので、前半はその話。
「建築士は、常に品位を保持して・・・公正かつ誠実にその業務を・・・」
「・・・建築士の信用又は品位を害するような行為をしてはならない。」
新しい条文が追加され、罰則規定も強化された。
そうまでしなければ倫理が保たれないとは、あまりにも情けない。
後半は、設計業務のあり方について。
設計士は建築に関してはプロだが、企画に関しての知識、経験が足りない。それで充分な企画をすることなく、直ぐに設計に取り掛かり、見積りしたらこれだけ予算が掛かりますということになる。
しかし、実際は、建築するということは、そこに費用対効果の原則が働かなくてはならない。
「それは設計業務ではありません。」と我関せずでは通用しませんよ、企画が苦手なら外注しなさい、それが本来の姿です、というような内容。
私が常々思っていたことを講義してくれたので嬉しかった。
例えば、美容院を設計する際に、「かっこいい建物にすればお客さんが増えるんじゃないですか。」 というのが昔のスタイル。
本来は、事業計画書を作成し、そこから建築に掛けられる費用を割り出し、その範囲内で良いものを設計するべきだ。
個人住宅で言えば、お施主様の収入以上に高価な建物を設計し、結局ローンが支払えず手放す破目に陥るとすれば、とても「いい家」とは言えない。

今朝のG邸。玄関横のテラスがカタチになってきました。
「建築士は、常に品位を保持して・・・公正かつ誠実にその業務を・・・」
「・・・建築士の信用又は品位を害するような行為をしてはならない。」
新しい条文が追加され、罰則規定も強化された。
そうまでしなければ倫理が保たれないとは、あまりにも情けない。
後半は、設計業務のあり方について。
設計士は建築に関してはプロだが、企画に関しての知識、経験が足りない。それで充分な企画をすることなく、直ぐに設計に取り掛かり、見積りしたらこれだけ予算が掛かりますということになる。
しかし、実際は、建築するということは、そこに費用対効果の原則が働かなくてはならない。
「それは設計業務ではありません。」と我関せずでは通用しませんよ、企画が苦手なら外注しなさい、それが本来の姿です、というような内容。
私が常々思っていたことを講義してくれたので嬉しかった。
例えば、美容院を設計する際に、「かっこいい建物にすればお客さんが増えるんじゃないですか。」 というのが昔のスタイル。
本来は、事業計画書を作成し、そこから建築に掛けられる費用を割り出し、その範囲内で良いものを設計するべきだ。
個人住宅で言えば、お施主様の収入以上に高価な建物を設計し、結局ローンが支払えず手放す破目に陥るとすれば、とても「いい家」とは言えない。
今朝のG邸。玄関横のテラスがカタチになってきました。
Posted by wingchair at 08:42│Comments(0)
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