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2008年08月08日

窓考③

日本の民家は、柱と柱の間に壁を造るか戸をはめ込むかという選択があって、窓(間戸)ができた。

だから、日本の窓は大きくて、風通しも良く、景色も眺められ、外とのつながりを楽しめた。

それが、時代の変化とともに、大きいことが良い事だとは、必ずしも言えなくなってきている。

窓考③

一番の要因は、エアコンが普及したこと。

窓は、例えペアガラスであっても、壁よりも断熱性能が劣る。

だから、窓が大きいということは、それだけ外の温度の影響を受けやすい。

森や田んぼで冷やされた涼風が流れ込んでくる地域なら問題ないが、アスファルトやコンクリートで熱せられた熱風に襲われる地域では窓を開けられない。

窓を閉めてエアコンに頼ることになる。

この場合には、窓が大きいと不利になる。というのは、それだけ余分に外気の熱が伝導し、もしくは日射が差し込み、室温を高めてしまうからだ。

冬は、太陽の陽射しが入り込んでいるときには部屋が暖まるけど、そうでない時間帯は、窓から熱が奪われる。(窓の向きによってはマイナスにしか働かない。)

もちろん季節がいいときは窓を開けて、外の新鮮な空気を楽しみたいから、窓を無くせばいいと言うものでもない。

結論的に言えば、大きな窓(掃き出し)を付けていい場所というのは、

①南向きの壁(ただし、寝室だと冬の夜に冷やされ、防犯も気になるため要検討)

②外の景色を楽しみたい場所

③どうしても明るさが欲しい部屋、窓から出入りをしたい場所

この程度だと思う。

窓の機能には裏と表があるので、窓の形状や大きさを計画するのには、建設地の気候、周辺環境、防犯、景色、生活スタイルを充分検討する必要がある。

日本は四季があるので、さらに春夏秋冬の変化も考慮して計画しなければならない。

昔からの常識にとらわれて、「こんなはずじゃなかった。」ってことにならないように注意しています。


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