2015年12月04日
薪ストーブの基本
今日は風も強く寒い一日でしたね
いよいよ薪ストーブの季節の到来です
薪ストーブは私も大好きで、事務所でも薪ストーブが大活躍しています
ウィングで家を建てる方も一度は検討される方が多く、実際に設置されている方も多くいらっしゃいます
薪ストーブを設置された方には「火入れ式」を行い、一通り説明をさせていただいているのですが、今までは口頭での説明のため、次のシーズンには独自に勉強しなおさなくてはなりませんでした
それを改め、これからは私の書いた基本的な説明書と、名著「ポールの薪ストーブ入門」をプレゼントすることにしました
せっかくですので、私の説明書を転記します
過去にウィングで薪ストーブを入れていただいたお客様には、両方とも郵送させていただきますので楽しみにしていてくださいね
『炉内で火を焚くことでストーブ本体を温めその輻射熱で暖房する』
この目的のため、より効率的により安全に、そしてより美しく進化したのが薪ストーブです。
そして、現代の薪ストーブには、1本の薪が有する燃焼カロリーをより多く利用するために様々な工夫がなされています。この仕組みを理解し、素早く低燃費運転の状態にすることが薪ストーブユーザーの楽しみの一つです。
【着火】
①ダンパーなどを開放し空気が流れやすい環境をつくる(部屋の換気扇を止める)
②乾燥した細い小枝等を隙間が最大になるよう組み上げ、下方に火を着ける
③燃えだしたら徐々に大きな薪を入れていく(この時も空気の流れ道を塞がない)
④早い段階で炉内がいっぱいになるまで薪を満たすことが効率運転のポイント
【早く燃焼させるコツ】
①薪は常に乾燥させておいて、使う一日前には部屋に入れて室温まで温めておく
②扉や灰受けを少しだけ開くと空気の流れが速くなり燃焼が加速する
③薪ストーブは炎で暖をとるのではなく、本体を熱しその輻射熱で暖をとるものなので、いかに本体を早く温めるかがポイントとなる
【バイパスダンパー、煙突ダンパー、エアコントロールの開閉】
①燃焼が進みストーブ本体を触わったときに「熱い」と感じるくらいまで温まったら、燃焼スピードと落とし低燃費運転の状態にシフトチェンジする
②具体的には、着火時に開放していたバイパスダンパーを閉じる(炎が二次燃焼室に送られます)
③エアコントロールで空気の供給を調整することにより、炎の大きさ、燃焼温度等をコントロールする
④煙突ダンパーがついている場合は、開閉具合を調整して排気をコントロールする
【注意】
①扉を開けるときは必ずバイパスダンパーを開くように(炎や煙が自分のほうに向かう危険があります)
②シーズンのはじめに2~3時間のならし運転をする(急激な温度上昇はストーブを痛めます)
③水で消化することは厳禁です(非常事態に備えて消火器を用意しておきましょう)
ストーブ料理とか、まだまだ、書きたいことは山ほどありますが、紙面の都合で間違いやすい重要なものだけとさせていただきました
ご縁を大切に、ご縁を楽しむ毎日を
おかげさまです。ありがとう。
いよいよ薪ストーブの季節の到来です
薪ストーブは私も大好きで、事務所でも薪ストーブが大活躍しています
ウィングで家を建てる方も一度は検討される方が多く、実際に設置されている方も多くいらっしゃいます
薪ストーブを設置された方には「火入れ式」を行い、一通り説明をさせていただいているのですが、今までは口頭での説明のため、次のシーズンには独自に勉強しなおさなくてはなりませんでした
それを改め、これからは私の書いた基本的な説明書と、名著「ポールの薪ストーブ入門」をプレゼントすることにしました
せっかくですので、私の説明書を転記します
過去にウィングで薪ストーブを入れていただいたお客様には、両方とも郵送させていただきますので楽しみにしていてくださいね
『炉内で火を焚くことでストーブ本体を温めその輻射熱で暖房する』
この目的のため、より効率的により安全に、そしてより美しく進化したのが薪ストーブです。
そして、現代の薪ストーブには、1本の薪が有する燃焼カロリーをより多く利用するために様々な工夫がなされています。この仕組みを理解し、素早く低燃費運転の状態にすることが薪ストーブユーザーの楽しみの一つです。
【着火】
①ダンパーなどを開放し空気が流れやすい環境をつくる(部屋の換気扇を止める)
②乾燥した細い小枝等を隙間が最大になるよう組み上げ、下方に火を着ける
③燃えだしたら徐々に大きな薪を入れていく(この時も空気の流れ道を塞がない)
④早い段階で炉内がいっぱいになるまで薪を満たすことが効率運転のポイント
【早く燃焼させるコツ】
①薪は常に乾燥させておいて、使う一日前には部屋に入れて室温まで温めておく
②扉や灰受けを少しだけ開くと空気の流れが速くなり燃焼が加速する
③薪ストーブは炎で暖をとるのではなく、本体を熱しその輻射熱で暖をとるものなので、いかに本体を早く温めるかがポイントとなる
【バイパスダンパー、煙突ダンパー、エアコントロールの開閉】
①燃焼が進みストーブ本体を触わったときに「熱い」と感じるくらいまで温まったら、燃焼スピードと落とし低燃費運転の状態にシフトチェンジする
②具体的には、着火時に開放していたバイパスダンパーを閉じる(炎が二次燃焼室に送られます)
③エアコントロールで空気の供給を調整することにより、炎の大きさ、燃焼温度等をコントロールする
④煙突ダンパーがついている場合は、開閉具合を調整して排気をコントロールする
【注意】
①扉を開けるときは必ずバイパスダンパーを開くように(炎や煙が自分のほうに向かう危険があります)
②シーズンのはじめに2~3時間のならし運転をする(急激な温度上昇はストーブを痛めます)
③水で消化することは厳禁です(非常事態に備えて消火器を用意しておきましょう)
ストーブ料理とか、まだまだ、書きたいことは山ほどありますが、紙面の都合で間違いやすい重要なものだけとさせていただきました
ご縁を大切に、ご縁を楽しむ毎日を
おかげさまです。ありがとう。
Posted by wingchair at 18:01
│暖炉・薪ストーブ