2008年05月11日
恐ろしいダンプハウス
「高断熱・高気密化が進む現代の建築。室内湿度の上昇がカビ、ダニなどの繁殖を活発にし、建物の腐朽や室内の空気汚染を引き起こす、ダンプビルディング、ダンプハウス(湿気た家)と呼ばれる問題となっています。」
東京大学生産技術研究所のレポートに最近問題になっているダンプハウスについての記述があった。
「特にアメリカは今、湿気に対して過敏なぐらいになっています。日本でもうつぶせ寝による乳児の突然死が話題になったことがありましたが、アメリカではあれはスタッキーポトラスという種類のカビが原因だと言ってる。カビには重大な健康影響があるとマスコミもものすごくセンセーショナルに騒いでいます。たとえば建物を作って1年以内にカビが発生すると、欠陥住宅として建て直したりするんです。」
「科学者がカビの健康影響についてまだはっきりとした因果関係がわからないと言っているので、僕もカビが危ないとは言えないんですが、ただ、中にはものすごい毒を持ったカビもいるから、リスク管理、一般論として、カビはやっぱり生えていないほうがいいんじゃないかとは思います。」
さて、どうしましょう?
湿気は温度差によって発生します。
窓ガラスの結露は暖められた空気が冷やされることで起こります。窓の周辺にカビが生えているのを見たことはありませんか?
要は、家のなかに温度差を作らないこと。そして、そのために一番有効なのは「外断熱」による丁寧な気密断熱工事だと、私は考えています。
中途半端な断熱工事は、余計に温度差を作り出してしまいます。シックハウスには一定の効果がある24時間換気も温度差の解消には意味を成しません。
湿気はカビだけでなく、シロアリや不朽菌の原因にもなります。
家のためにも人のためにも湿気対策は不可欠です。
(ウィングホームの湿気対策はこちらをご覧ください。)
Posted by wingchair at 09:17│Comments(0)
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