2015年01月27日
ドイツの壁、ウィングと一緒じゃん!
ていうか、ウィングの方が優れてる!
本気で思いました
さて、今回のドイツ出張の一番の目的は、新しい断熱材を探すこと
初日から、ヨーロッパ最大級の建築建材見本市BAU2015に行ってきました

さすがヨーロッパ最大級の見本市
日本最大のジャパンホームショーの6倍くらいあったかな?
とても一日で全部は見れないので、一直線に断熱材のコーナーへ

私も東京の建材展で同じような展示をやってるから、親近感がわきます
ウィングホームの外壁は、「外断熱塗り壁工法」という日本では珍しい外壁ですが、環境先進国ドイツでは、半分以上がこの外壁なのです
なぜなら、ドイツの新しい建物はほぼ100%外断熱で建てられていて、省エネのために断熱材を厚くしていて、その外側に重い外壁を付けることは垂れ下がりリスクを生むので、軽くて丈夫な塗壁が進化したのです

建物の外側を断熱材ですっぽり包み込み、その断熱材に直接塗り壁を施す

こんな外壁の断面の模型がたくさん展示されていて、外断熱バカの私はテンションMAX!、
ここで簡単に、外断熱塗壁工法の進化の歴史をご紹介すると、
第二字世界大戦後のドイツで、歴史的な建造物の補修のためにエイジングという技術が発達しました

画像はミュンヘンのオペラハウス
例えば、石柱の欠けたところに発泡スチロールを埋め込み、その上から塗り壁を施し、石目に似せてペイントしていきます
この技術が、40年前にアメリカにわたり、商業施設に転用されました

代表的なのはディズニーランドです

その後、一般住宅にも転用され、ビバリーヒルズやラスベガスなどの高級住宅で好んで使われました
それを日本向けに改良して販売しているのがオメガジャパン((株)なんです
そして、冒頭に書いた「ウィングの方が優れている理由」は...
ドイツ方式は、もし、万一雨漏りして、雨水が塗壁の裏側に回ったときのことを考えていないからです
気温が低くて白蟻リスクのないドイツでは問題ないのかもしれませんが、日本ではその部分が湿気てカビが生えたり、白蟻が発生したりしてしまいます
実際にアメリカの南部では2002年にこの問題が発生し、メーカー側が集団訴訟に敗訴しています
だから、今、アメリカでは排湿層、もしくは排水層を設けることが義務付けられています

オメガジャパンが製造しウィングホームが使っている断熱ボードには裏側に細かい排湿層が形成されています
10年前にアメリカで入手した図面をもとに型をつくりました
これをドイツの見本市に展示したら、ドイツ人驚くだろうな~
自分の開発したボードがBAU2017に並ぶかもしれません
話が長くなっちゃいましたね
続きは明日にさせてください
ご縁を大切に、ご縁を楽しむ毎日を
おかげさまです。ありがとう。
本気で思いました
さて、今回のドイツ出張の一番の目的は、新しい断熱材を探すこと
初日から、ヨーロッパ最大級の建築建材見本市BAU2015に行ってきました
さすがヨーロッパ最大級の見本市
日本最大のジャパンホームショーの6倍くらいあったかな?
とても一日で全部は見れないので、一直線に断熱材のコーナーへ
私も東京の建材展で同じような展示をやってるから、親近感がわきます
ウィングホームの外壁は、「外断熱塗り壁工法」という日本では珍しい外壁ですが、環境先進国ドイツでは、半分以上がこの外壁なのです
なぜなら、ドイツの新しい建物はほぼ100%外断熱で建てられていて、省エネのために断熱材を厚くしていて、その外側に重い外壁を付けることは垂れ下がりリスクを生むので、軽くて丈夫な塗壁が進化したのです

建物の外側を断熱材ですっぽり包み込み、その断熱材に直接塗り壁を施す
こんな外壁の断面の模型がたくさん展示されていて、外断熱バカの私はテンションMAX!、
ここで簡単に、外断熱塗壁工法の進化の歴史をご紹介すると、
第二字世界大戦後のドイツで、歴史的な建造物の補修のためにエイジングという技術が発達しました
画像はミュンヘンのオペラハウス
例えば、石柱の欠けたところに発泡スチロールを埋め込み、その上から塗り壁を施し、石目に似せてペイントしていきます
この技術が、40年前にアメリカにわたり、商業施設に転用されました

代表的なのはディズニーランドです

その後、一般住宅にも転用され、ビバリーヒルズやラスベガスなどの高級住宅で好んで使われました
それを日本向けに改良して販売しているのがオメガジャパン((株)なんです
そして、冒頭に書いた「ウィングの方が優れている理由」は...
ドイツ方式は、もし、万一雨漏りして、雨水が塗壁の裏側に回ったときのことを考えていないからです
気温が低くて白蟻リスクのないドイツでは問題ないのかもしれませんが、日本ではその部分が湿気てカビが生えたり、白蟻が発生したりしてしまいます
実際にアメリカの南部では2002年にこの問題が発生し、メーカー側が集団訴訟に敗訴しています
だから、今、アメリカでは排湿層、もしくは排水層を設けることが義務付けられています

オメガジャパンが製造しウィングホームが使っている断熱ボードには裏側に細かい排湿層が形成されています
10年前にアメリカで入手した図面をもとに型をつくりました
これをドイツの見本市に展示したら、ドイツ人驚くだろうな~
自分の開発したボードがBAU2017に並ぶかもしれません
話が長くなっちゃいましたね
続きは明日にさせてください
ご縁を大切に、ご縁を楽しむ毎日を
おかげさまです。ありがとう。