2015年04月03日
最新シロアリ事情 二つ
シロアリによる食害を受ける箇所が昔と今で変わったということをご存知ですか?
近年の築10年以内の家では、シロアリ被害は「玄関」に集中しているそうです
(詳しくは白蟻って行儀のいい虫って・・・に書いてあります)
白蟻の巣はもともと地中にあり、水分を好みます
つまり、家のなかで土とつながっていて湿気が多いところが食害に合う可能性が高いということです
昔のお風呂がまさにその条件を満たしていました
しかし、今はユニットバスになっているために、土も湿気もありません

今のユニットバスは複数の脚で土間コンクリートに隙間を空けて施工されていますので、シロアリが発生しにくくなっています
その代わりに、シロアリが狙うのは玄関です
みなさんが靴を脱いだり履いたりしている玄関
そのタイルの下には土が埋め戻されていて、隙間を通じて外の土中とつながっているんです。
これじゃ、シロアリに入ってきてと言っているのと一緒です
だからウィングホームでは、玄関のタイルの下もユニットバスのように隙間を空けて施工しているのです

土間パネル
ただ、残念なことに、こんなに家にとって大切な施工をする業者が全国的に少ないようで、メーカーは部材の生産を止めてしまいました
でも、ウィングホームは大切な家を守るために、今後も独自に土間パネルの施工を続けますので、ご安心ください
そして、もう一つの最新情報は
白蟻対策として、薬剤としてホウ酸塩製剤による処理が増えたこと
最大のメリットは、今までの薬剤と違って揮発しないため、住んでいる人が吸い込む健康リスクが減ることです
蒸発しないということは、効果が長期間持続することでもあります
ただし、水に溶けやすいので施工後は風雨から遮断することが絶対条件です
住む人の健康リスクが減ったことは大歓迎ですが、デメリットもあります
それは、ホウ酸塩製剤の効果が「食毒性」であり、「遅効性」であること
つまり、シロアリが発生して、木材を一定量食べないと効果がでないということです
食害のスピードが落ちるまでに時間がかかり、その間にホウ酸処理していない内装材に到達して被害が拡大する恐れがあります
もう一つは、食害が起こってからの駆除となるので、家が傷むことにはかわらず、食害があったときは薬剤処理が必要となって健康リスクが発生します
ウィングホームでは、白蟻が発生してからの対処ではなく、
1.薬剤を使わないでシロアリの被害を受けにくい構造
2.シロアリの被害を早期発見できる構造
3.万一受けても住人への影響を与えないで駆除できる構造
以前から、この3原則を基本に白蟻に強い家をつくっています
そして、今年4月からは、ウィングホームの採用している防蟻構造の保証限度額が500万円から1000万円に増額されます
家を喰う憎きシロアリ
絶対許しません!
ご縁を大切に、ご縁を楽しむ毎日を
おかげさまです。ありがとう。
Posted by wingchair at 17:26
│工事・メンテナンス