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2010年12月08日

屋根が腐る


十年ほど前、東京で行われた外断熱の勉強会で、ヨーロッパのどの国だったか忘れてしまいましたが、建材のセールスマンと話す機会がありました

彼が日本に売り込みにきていたのは、屋根の防水シート

シート自体に透湿性があるのと、シート表面に網タワシのような通気層が付いていました

彼は流ちょうな日本語で、小屋裏に溜まった湿気が屋根下地を腐らせる危険について語りました

ヨーロッパでは、適切な施工をしないと、結露によって1、2年で屋根が腐ってしまうそうです


日本では、いまだにアスファルトルーフィングという防水シートが主流です

アスファルトが熱で溶けることによって、釘やタッカーの隙間を埋めてくれるので、防水性は抜群なのですが、透湿性は全く期待できません

この構造では、小屋裏の湿気が屋根下地に留まり、そこで結露する危険があります

その割に、この種の事故は今まで表にでてきませんでした

なぜかというと、家全体の気密が甘かったためです

それが次世代省エネの普及とともに壁の気密が良くなると..


家のなかの水蒸気量は変わりませんので、逃げ場を失った水蒸気は、隙間を探しだします

そして、まだ気密が足りない天井面から小屋裏へ移行し、そこで結露を起こし、屋根を劣化させるのです


屋根が腐る

ようやく業界紙の特集でも取り上げてくれました


天井で充填断熱する場合、一番大事なことは、断熱と同時にしっかり気密をとることです

しかし、天井面には、吊り木、間仕切壁、電気配線などがあってかなり困難です

そのため、充填断熱の場合は、小屋裏の換気をしっかりとることが重要です

(北海道でさえ、外気を小屋裏に入れ込む工法が増えています)

もう一つの方法として、屋根面から湿気を逃がすこと

(ヨーロッパの防水シートがこれです)


ちなみにウィングホームは、屋根面で断熱と同時にキッチリ気密をとり、さらにその外側に通気層を設けているから安心です

屋根が腐る


おかげさまです。ありがとう。


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