< 2025年05月 >
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
アクセスカウンタ
※カテゴリー別のRSSです
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 9人
オーナーへメッセージ

2010年06月10日

火災にも強い漆喰

地震と火災、どっちが怖い?の記事のなかで、

『昔の家は、火災が多くても死者は少なかった

それは、昔の家の材料は、燃えても有毒ガスを出さないから

ということは、どんな材料で家を造れば安心なのか?』

と問いかけたままでしたが、答がユーチューブの動画にありました



おかげさまです。ありがとう。



  

2010年05月12日

地震と火災、どっちが怖い?

昨日は横浜で無添加住宅代理店総会&勉強会でした

そのなかで興味深い話があったのでご紹介します



上図は地震による死亡者数を表し、一つの棒グラフは20年分となります。

一番左は100~80年前の死亡者

年間平均だと5272人/年となります

それが年々減っていたのに、また一番右(20年前~現在)が増えたのは阪神大震災があったから

もし、無かったら右から2番目と同じくらいで、年間平均15人程度となるそうです

つまり、ゆっくりではありますが、建物の耐震化が進んで死者数も減ってきているということです


これに対し、下図は火災の発生件数と死亡者を表したもの

ここに恐ろしいデータが隠されていました

オレンジの棒グラフは火災の発生件数です

1970~1980年をピークにその後少しずつ減っています

これも建物の耐火性能が進んだからです。

でも、

しかし、

なぜか火災による死者は増えている!?

赤い折れ線グラフは年間死亡者数で、今でも毎年2000人以上も亡くなっています

なんで火災件数が減っているのに死亡者は増えているのか?

国や私たち業者はここにメスを入れなくてはなりません

それなのに放置している

本当は理由を知っています

建材や家具に燃えると有毒ガスが出る材料や塗料を使っているから

身体が動けなくなって逃げ遅れてしまうのです

その正体をいくつか教えてもらいました

ここでは言えませんが、どうすれば良いかは考えれば分かるはずです。


昔の家は、火災が多くても死者は少なかった

それは、昔の家の材料は、燃えても有毒ガスを出さないから

ということは、どんな材料で家を造れば安心なのか?

わかりますよね


おかげさまです。ありがとう。

  

2010年02月20日

化学物質過敏症、初の労災認定


記事によれば、勤務先で吸引した有機溶剤により化学物質過敏症となった男性(40)が、化学物質過敏症の後遺症としては初めて労災認定を受けたそうです。

以前取り上げたように「化学物質過敏症」が病名として登録されて以来、その認知度があがってきました。

それでも、健康な人にとっては、まだまだ対岸の火事。

でも、なってからじゃ遅いのです。

一生のうちの呼吸の半分はマイホームの空気を吸い込みます。

無味無臭だから気にしにくいけど、ご自分の健康のためにもっと注意を払ってもらいたいと思います。


ちなみに今日明日の見学会のお宅は、漆喰の壁です。

空気が新鮮なのがわかります。


おかげさまです。ありがとう。  

2010年02月13日

ニオイは24時間

アバクロ銀座店の香りの戦略が注目されています。

ロゴや看板などで視覚に訴えるだけでなく、独自の香りによって嗅覚に訴えるブランディングの手法です。

具体的には、店内や商品に独自の香りをつけて、その香りとブランドを結びつけてもらうというものです。

昨日のニュースで見たのですが、インタビューを受けた来店者は、喜んで香りの戦略にはまっているように見えました。

まさに「ニオイで選ぶ時代」です。


ニオイは一度嗅いだら決して忘れないそうです。

例えば、新しく購入した雑誌を開いたときに、パッと小さなころと嗅いだニオイとそのときの情景を思い出したことはありませんか?

これは嗅覚が、五感のなかで唯一大脳に直結している感覚だからだそうです。

視覚は寝ているときや暗闇では通用しませんが、嗅覚は寝ている間も働いているそうです。

人類が生存していくために、嗅覚が24時間働いていることで、危険なニオイをいち早く感知してきたのでしょう。


でも、逆に言えば、好きなニオイの空間では24時間安らぎを感じるのに対し、嫌なニオイの空間では寝ているときでもストレスを感じているということになります。


ということは、

家を造るときに何に気をつければ?



健康で、快適な暮らしのために...


おかげさまです。ありがとう。  

2010年02月11日

無添加住宅の勉強会



まず大阪の2箇所の住宅展示場の視察から。

無添加住宅の仲間が出展しています。

その後、ホテルにて勉強会。

鹿児島から釧路まで、全国から70社、130名の参加がありました。

最後は懇親会。

隣になった大阪の工務店の社長さん(私と同じ46歳でした)から話を聞いたのですが、

いま、大阪はかなり景気が悪くて、店じまいする工務店が多いそうです。

どこに行っても暗い話ばかり。

でも、ここは違う。

無添加住宅の関係者からは景気がいい話しか聞こえてこなくて元気をもらう。

こんなふうに話していました。


たしかに、無添加住宅の加盟店は元気があります。


そのうち抽選会が始まって、5人くらいが当たったのですが、私も当たってしまいました。

というのも、商品がもらえるのではなくて、その場でスピーチをしなくちゃいけないという意地悪な抽選会でした。

まあ、当たっただけでもついてると思わないと、ですね。


おかげさまです。ありがとう。

  

2009年11月24日

ダニの発生を防ぐ仕上げ材は?(健康住宅④)


前回、ダニがアレルギーの原因になること、ダニの抑制には結露対策が重要であることを書きました。

ダニの抑制=結露の防止=温度差のない環境=確かな断熱工法

ということです。



今回の記事は、断熱じゃなくて、仕上げ材という切り口で、ダニとの関係に触れています。

棒グラフは、左から「畳」、「じゅうたん」、「板の間」の3種類でチリダニの生存量を比較したもの。

結果は明らかですね。


ダニが繁殖する条件は、

➀高温多湿、②餌、③潜って産卵できるスペースがある

の3点だそうです。

板の間は、③の産卵場所がないため繁殖しにくいということです。


畳やじゅうたんをフローリングに張り替えればダニ対策になりそうですね。


おかげさまです。ありがとう。

  

2009年11月15日

結露・カビはアレルギーの原因となるのか?(健康住宅③)



左のグラフは、3歳児のアレルギー症状が5年間で10ポイント増えていることを示しています。

なんとアレルギー症状を持つ子供が半数に達してしまいました。

右のグラフは、湿気や結露・カビとアレルギー症状の関連性を示したものです。

やはり、湿気・結露・カビのあるなしで、1.5倍の差があるとの結果がでています。


どうしてこんなふうになってしまったのでしょう?

結露は温度差で発生します。

結露が発生すると、カビが発生します。

カビが発生すると、それを食べるダニが発生します。

ダニやカビの死骸は、危険なハウスダストとなります。


昔の家は、断熱材がなく、家のどの部分も寒かった(温度差がなかった)し、冬でも風通しが良かった(隙間風が吹きまくっていた)。

それが、近年になって、中途半端な断熱材が普及し、住宅が気密化したことで、見えないところに結露が発生するようになってしまったのです。


断熱とか気密が悪いのではありません。

断熱・気密は、快適な生活のうえでもエコの観点からも欠かせません。

しかし、中途半端はいけません。

中途半端が温度差をつくり、結露・カビ・ダニを発生させてしまうのです。

いくらフォースターの家でも結露してしまえば、不健康な家になってしまいます。


私は10年以上前から、この問題を重視し、確かな外断熱工事により、結露が起こりにくい『空気のきれいな家』を心がけてきました。


これからの家造りのトレンドになっていくでしょう。


おかげさまです。ありがとう。
  

2009年11月08日

自然素材を使えば安全か(もう一度考える健康住宅③)



東京都生活文化局が「自然塗料に関する商品テスト結果」を発表しました。

このテストでは、主成分に化学物質を含まず、あまに油・ひまわり油などを主な原料とする自然塗料のホルムアルデヒド放射量を実測しています。

結果は

驚いたことに

7種の商品のうち、6種がNGだった(厚生労働省の指針値を上回った)そうです。

しかも2種はF☆☆☆☆を謳っていたことも判明しました。


メーカー側の説明では、もともとホルムアルデヒドは含まれていなかったのだが、植物油の成分が時間とともに化学変化したのではないか、ということです。

でも、これでは説明になっていません。

化学変化する可能性があるのだったら、安全なふりをせずに、その危険性を表示すべきです。


私は、自宅の新築中にドイツの超有名な自然塗料を塗っていて、突然原因不明のジンマシンと高熱を発症し病院に担ぎ込まれたことがあります。

だから、10年前から自然塗料を信用していません。

自然塗料といっても、それを長持ちさせたり、凝固のスピードをコントロールするために、複数の化学物質を入れています。

その量が指針値以下だから表示していないだけなのです。

それが悪さをしてホルムアルデヒドを発生させてしまうのではないでしょうか。


じゃあ、どうしたらいいか?

それは、自分の鼻を信じるしかありません。

自然塗料を選択するときはニオイを嗅ぐこと。

ウィングホームでは、米から作ったキヌカという自然塗料をお奨めしています。

これはニオイどころか舐めても大丈夫です。(私も舐めました。)


ちなみに、住宅会社を選択するときも、完成見学会へいってニオイを嗅ぐことをお奨めします。



自分が一生嗅ぐことになるニオイです。




おかげさまです。ありがとう。

  

2009年11月07日

リフォームと家具にご注意(もう一度考える健康住宅②)



建材に含まれる化学物質による健康被害「シックハウス」が社会問題化したことにより、2003年に建築基準法が改正されました。

ホルムアルデヒドの使用制限と常時換気が義務付けられたのです。

しかし、その後もシックハウスに関する相談が減少していないそうです。

なぜ減らないのか?

相談内容をみると、

「壁紙の張替え後」

「屋根や壁の塗替え後」

「シロアリ駆除剤の散布後」

など、法規制があいまいなリフォーム工事が原因で発症する事例が多いようです。

また、「ソファー」「ベッド」などの家具の購入が引き金になるケースもあるようです。

以前、ベビーダンスを作る際に使ったボンドから化学物質が揮発し、それが子供服に付着して大きな問題になったことがあります。

(ウィングホームでは、そのような恐れがないように、クローゼットや押入内は全て無垢板または漆喰で仕上げています。)


家具を購入したり、リフォーム工事をするさいにも化学物質の危険性を知っておいてもらいたいと思います。


おかげさまです。ありがとう。
  

2009年11月06日

もう一度考える健康住宅①



業界誌の表紙で見つけた見出しです。

小見出しには

『VOC問題からヒートショック、ダニ・カビまで』


ようやく、業界も【本当の健康住宅】について、取り上げるようになったのだと嬉しくなりました。


まだ、特集記事に目を通していませんが、最初に答えを書きます。

全てが『空気環境』の問題です。

空気がきれいな家が【本当の健康住宅】です。

空気がきれいというのは、イオンとか炭とか換気とか、何かを付加して造るものではなくて、最初から悪いものを排除することによってのみ実現します。

VOC問題は、化学物質を排除することで解決します。(無添加住宅)

ヒートショックは温度差を排除すること、ダニ・カビは結露を排除することで解決できます。(外断熱)


私は13年前の創業当時から『太陽と風と元気の出る家』をコンセプトにした家造りをしてきました。

「太陽と風」というのは、自然の恵みを積極的に利用するという意味で、「元気の出る」というのは、健康で活気あふれる暮らしという意味です。

今流行の「省エネ健康住宅」のはしりとも言えます。

だから、健康住宅については、持論もある自信もあります。


市場には言葉だけの健康住宅や自然素材が氾濫しています。

使い捨ての商品なら「騙された~。」ですむかもしれませんが、家はそうはいきません。

変な家に住んでしまうと、長期にわたって自分や家族の健康に影響を受けてしまいます。

これから家を建てようと思っている人には、本当の健康住宅とは何か、ぜひ知っておいてもらいたいと思います。

今後、この特集記事をシリーズでわかりやすく説明していきたいと思いますので、お楽しみに。


おかげさまです。ありがとう。


  

2009年10月03日

シックハウスを認めた判決


「元々アレルギーはあるが入居前までシックハウス症候群のような症状がなかった」

シックハウスによる健康被害を認めた初めての判決だそうです。



記者会見で深い帽子と大きなマスクをしているのは、顔を隠しているのではありません。

マイクや机、他人のシャンプーや服に残っている洗剤などの化学物質に反応してしまうからです。

痛々しくて同情してしまいます。


判決では販売業者のD建設に3700万円の賠償責任を認めたそうですが、D建設は民事再生中。

泣きっ面に蜂です...


そうならないためにも、新築を検討されている方は、もっともっと勉強してください。


今週の土日で見学会をやってます。

空気がどうか?

美味しい空気か? 嫌な臭いがしないか?

一番たいせつなことです。

確かめに来ませんか?



おかげさまです。ありがとう。





  

2009年08月02日

悠久の時間を超えて



奈良県明日香村のキトラ古墳(7世紀末~8世紀初め)に描かれていた極彩色壁画。(画像は十二支像)

下地のしっくいが剥がれ落ちる危険があったため、2004年に文化庁が2004年にはぎ取り作業を開始しましたが、はぎ取ったとしても保存にリスクがあるため賛否両論のようです。

数日前に静岡新聞に載った記事ですが

なかでも『下地のしっくいが剥がれ落ちる危険が…』の件に興味を持ちました。

一見、しっくいが剥がれるというイメージを持ってしまいますが、逆に考えれば、13世紀(1300年)もの間、剥がれていないとも言えるのです。

もしビニールクロスだったら、どうだってでしょう?

あらためてしっくい(漆喰)の耐久性に驚かされました。


おかげさまです。ありがとう。
  

2009年07月18日

本当の健康住宅って?


「ウィングの無添加住宅って、他とどこが違うの?」

ときどき聞かれますが、確かにわかりにくいですよね。

同じように自然素材や塗り壁を謳う家が増えてきたし。


結局どこも同じ?

いえ、ちょっと違うと思いますよ。




ウィングホームが大切にしていることは、

『身体に良いものを使うのではなく、身体に悪いものを使わないこと。』

いくら無垢の木が良くたって、反らないように裏側に大量のボンドを使っていたら...

いくら珪藻土に調湿効果があるからって、固めるために大量のボンドを使っていたら...

いくらマイナスイオンや墨を使っていても、壁のなかで結露していたら...


いくら身体にいいものを使っていても、それと同時に身体に悪いものも使っていたら意味ありません。

『モトから絶たなきゃダメ!』

だから、ボンドやペンキを減らして、壁のなかの結露を減らす。

これがウィングの提案する健康住宅です。


おかげさまです。ありがとう。


※ 壁内結露は、シロアリ、腐食菌を発生させるだけでなく、カビ毒やダニによるアレルギーなども発症させます。まさに諸悪の根源です
  

2009年07月04日

ハムスターが死んだ..


「ぼくが小学校5年生の3月に、問題の家に引っ越しました。兄弟3人、3階に1つずつ部屋をもらって喜んでいました。しかし、引越しして自分の部屋で寝たら、頭痛・はき気・めまいなどの症状が出ました。何日たってもその症状は治らず、日に日にひどくなっていきました。ずっと体の調子が悪いまま3ヶ月がたちました。そして7月の上旬、家族で買い物に行き、2時間くらいして家に帰ると、買っていたハムスターが泡をふいて死んでいました。この家に原因があると思い、恐ろしくなって、おじいちゃんの家に非難しました。(住宅白書2000)より 」

家に使われる建材や壁紙などから放散される化学物質(主としてホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物)が、発症に関連していると考えられています。「 家(ハウス)」 に住む人が「 病気になる(シック)」 ことから「シックハウス」 と呼ばれるようになりました。


以上は、中三の息子から借りた家庭の教科書からの抜粋です。

今の子供たちはシックハウスの恐れがある家に住みたいとは思わないでしょう。

それなのに市場には化学物質満載の家があふれています。

これって何なんでしょう?




これから夏本番を迎えますが、室温が高まると、化学物質の放散量も増えていきます。

もし、なんかやばいって感じたら、こまめに換気することをおすすめします。


おかげさまです。ありがとう。
  

2009年06月30日

化学物質過敏症にも健保適用

ようやく国が「化学物質過敏症」を認め、10月より、健保が適用されることになりました。(記事

健康な人からは「おおげさじゃないか。」「気のせいじゃないか。」と思われがちな症状が公的に認められたことから、患者さんにとっては精神的な支えになりそうです。


それにしても推定約70万人とは・・・

新型インフルエンザの比ではありません。

予備軍まで含めるともっと多いでしょう。

だから、国も重い腰をあげざるを得なかったのではないでしょうか。


しかし、健保が適用されるというのと、治療方法が見つかるというのは違います。

残念ながら、いまだ画期的な治療方法は見つかっていないようです。



だから、「予防する」しかありません。

化学物質過敏症は、ある時期に突然症状が始まるため、花粉症に例えられることが多いのですが、「予防」という観点からは決定的な違いがあります。

花粉は時期になると平均的に空気中に拡散していて、本州以南ではどこに行って逃げられません。

しかし、化学物質はその発生源に近寄らなければいいのです。

そのような恐れのあるものを食さない、身に着けない、そして、一番大事なのは、そのような空間に長時間いないということです。

「衣」「食」「住」ですね。

特に新築するときは十分に気をつけてください。

理由は言うまでもないですね。



はじめての家造りは30代の方が多いと思いますが、そのころは意外と平気なのです。

まだ体力もあるので、少しばかりの刺激は跳ね返してしまうのでしょう。

でも、40代を超えてくる、化学物質をはじめとする様々な刺激に過剰に反応してしまうようになります。

そのときに気づいても遅すぎます。

ご家族の健康のためにも、衣、食、住、全般にわたって、化学物質に慎重になっていただきたいと思います。



おかげさまです。ありがとう。

  

2009年06月06日

ケミレス必要度テスト


『あなたのケミレス必要度は「高」です!』

私の判定結果です。

まあ、予想はしていましたが..

気になる人はテストを受けてみたらいかがでしょうか?

ケミレス必要度テスト

アンケート形式で5分ぐらいです。

ウィングも間接的に関係していますが、ケミレスタウンプロジェクトというシックハウスやアレルギーに悩まされている人のため研究機関のテストですので、信頼性はあると思います。


おかげさまです。ありがとう。
  

2009年05月29日

化学物質濃度測定



「24時間換気は稼動させますか?」調査員が聞いてきた。

えっ?

「24時間換気は義務付けられているので、測定のときに稼動させていてもいいんですよ。」

換気していていいの?

それじゃ、甘すぎるじゃん。

それで指針値以下になっても、換気してなくちゃダメってことでしょ。

換気扇がおかしくなったらどうするんだろう?


というわけで、換気扇は止めたまま部屋を密閉状態にして測定してもらいました。



結果は、1、2階とも、ホルムアルデヒド以下全て0.01PPM以下。

キレイな空気が数値で証明されました。



おかげさまです。ありがとう。
  

2009年04月22日

自然素材だけじゃキレイな空気を作れない?


前回のブログで健康的な家造りに欠かせないポイントの一つを説明しましたが、もう一つの重要なポイントについて説明するのを忘れていました。

それは、

「アレルギーやアトピーの原因となるハウスダストを減らすこと」

です。

そのためにどうしたらいいのか?

最初に結論を申し上げます。

大切なのは、

「家の中に温度差を作らないこと」

です。

そのためには、家全体を断熱材で包み込む「外断熱」の家がベストです。



健康に悪影響を与えるハウスダストとして、カビ毒やダニの死骸があげられます。

カビやダニは湿気を好みますから、湿気の原因を絶つのが一番です。

だから、自然素材がいい?

いえ、確かにある程度の湿気は、木や漆喰などの自然素材で吸収できます。

でも、結露の原因となる温度差を防ぐことはできません。


どういうことかというと、

室内で暖められた空気の一部は、隙間から壁の中に進入します。



もし、壁の中に露点以下の温度の部分があれば、そこで壁内結露を起こしてしまい、それがカビやダニの発生させてしまうのです。


だから、部屋と壁内の温度差を減らす努力が必要なのです。

外断熱であれば、断熱材は壁のさらに外側に位置するため、部屋と壁内の温度が一定となります。(実際の家で測定しても温度差は0~1℃の範囲内でした。)

壁内結露はカビ・ダニだけでなく、シロアリや腐朽菌をも発生させ、人だけでなく家にも大きなダメージを与えてしまいます。


外断熱 ⇒ 家中一定の温度 ⇒ カビ・ダニを発生しない ⇒ 空気がキレイ ⇒ いつまでも健康な暮らし


私はこう思っています。


でも、ほんとにそれで空気が変わるのか?


そう思われるのも無理はないと思います。


もし、確かめてみたい方がいらしたら、今週末に菊川で見学会を開催しますので、空気の匂いを嗅いでみてほしいです。

二級建築士ママが子育てしながら家事がラクにできる家造りました!



おかげさまです。ありがとう。

  

2009年04月11日

住宅の健康リスク(呼吸器系)

北米でシックハウスと同等もしくはそれ以上に問題視されているのが、カビによる健康被害です。

業界紙に記事が載っていたので以下抜粋します。

■ カナダ住宅金融公庫の情報
・・・1984年以降の住宅調査でも様々な空気環境上の問題点がわかった。カビやダンプネス(室内の高湿度状態)は喘息発症を50%、上部気道疾患を60%高めるなど、建築の気密化による空気環境問題が顕在化した。・・・

■ 米国環境保護庁の情報
・・・米国の喘息患者は年々増加、とくに5~14歳で顕著。その原因としてクロス内部に繁殖するカビから発生するMVOC(微生物由来揮発性有機化合物)に注目している。カビのほうがダニよりもアレルギー発症リスクが高い。・・・


それでは対処方法というと、「換気」と「湿度コントロール」が重要です。

「換気」については、今の家は24時間換気が義務化されているのですが、気流は限定的なので、これだけでは安心できません。例えば押入れの中やタンスの裏は空気が滞留しやすく、特に外気側の面では壁が冷えやすいので結露が起こる危険性大です!

「湿度コントロール」はどうすればいいのかというと、家の中に温度差を作らないこと。それには、家を断熱材ですっぽり包み込むのが一番です。そのためには『外断熱工法』が最も適しています。




ウィングホームではお客様にいつまでも健康に暮らしていただくため、外断熱の家を推奨しています。


おかげさまです。ありがとう。
  

2009年03月20日

自然素材さえ使っていれば健康だと思っていませんか?

 

毎朝、ワカメとキャベツを食べるようになって5年以上経ちます。

理由は、栄養バランスをとるため。

だから、ドレッシングなどの調味料を一切かけません。

せっかく体にいい食材なのに、オイルや化学薬品をかけてしまうと、台無しになってしまいます。

なんせ毎日食べるのですから、変なものは入れられません。



以前、地下道を歩いていたら、「自然の食材を使っています」という謳い文句の食堂を見つけました。

一瞬、「おっ、いいじゃん!」って思ったのですが、よくよく考えると、私達の口に入る食材は、もともと全て自然のものです。

ニンジンだって、秋刀魚だって、卵だって、自然の恵みです。

だから、自然の食材を使っているっていうのは当たり前のこと。

大事なのは、合成着色料や合成甘味料など、化学薬品を使わないことなのです。(そのお店はたぶんそういう意味で謳っていたとおもいます。)



家だって同じです。

自然素材さえ使っていれば健康だと思うのは早とちりです。

大切なのは、健康を脅かす恐れのある化学物質を使わないことです。

最近、パインや桧、杉などの天然の床材が好んで使われていますが、天然の床材を床に固定するために、大量のボンドが使われていることはあまり知られていません。

でも、業界では当たり前に行われている施工です。

天然の床は湿度によって伸び縮みするため、釘だけで留めようとすると、1年もたたないうちに床鳴りしてしまいます。

だから、それを防止するために床の下に大量のボンドを使っているのです。普段の生活では目に見えませんが、毎日呼吸するたびに吸い込んでしまいます。

健康だと思って食べていたキャベツが、実は農薬漬けだったというのと同じです。



だから10年以上前からうちの現場では、大工にボンドを使わないように指示してきました。

今では、それが当たり前になっているのですが、最初のころは、ボンドを使わないことにかなり抵抗があったようです。

そりゃそうです。床が鳴ったときには、大工の責任になるのですから。



自然素材を大量に使っている家。


だけど、目に見えないところに大量にボンドが使われていたら...



それじゃ、どうしたら、健康にいい家が手に入るのでしょうか?

それは、いろんな住宅会社の現場や完成見学会に出かけてニオイを嗅ぐことです。

目に見えないことだから、自分の五感を信じるしかありません。



明日、あさってでボンドを一切使わない家の現場見学会を開催します。

私と同様、ニオイにやたらうるさいウィングホームの女性現場監督の家です。

詳しくは「二級建築士ママのマイホームができるまで。。。」


あっ、大事なことを言い忘れていました。

健康的な家造りには欠かせないポイントは二つあります。

そのうちの一つは、健康を脅かす恐れのある化学物質を使わないことですが、それだけじゃ足りません。

もう一つ、大事なことがあります。

これも自然素材を使っているだけでは解決できないことです。

答は、今週末の見学会で...



おかげさまです。ありがとう。